マー君(原作)
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勝田は唖然とした。返信のHNの名前に――。

マー君。

確かにその名前がそこにあった。どっと疲れが押し寄せてきたかのように体が重くなる。着ていた青いTシャツが微かに湿る。

勝田は乱れる鼓動を抑えながら、マウスをドラックしてマー君の返信内容を確認した。

しかし、それは更に勝田を追い詰めただけで、見ないほうがよかった。

以下がマー君の返信内容である。

MARIE、君の依頼は完了したよ。絞殺が望みだったみたいだけど、力余って首ごと落としちゃった。

でも大丈夫君の心臓は停止したから。

念のため、手足ももぎ取っておいたよ。これで目を覚ます心配もないね。キャハハハハハハハ!

勝田は全身が微かに震えているのに気づいた。マウスを持つ手に汗が滴り、震える。

もう一刻も早くここから抜け出したかった。それでもパソコン画面から目が離れない。

どうしても見てしまう。

他のスレッドの返信も見てみたが、同じようにマー君により惨殺された様子が書かれていた。

だとすると……。
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