マー君(原作)
<15>
「部長! これお願いします」
昨日の若い男が資料を持ってデスクにやってきた。勝田は疲れぎみな目を瞬きさせながら、資料を受け取った。
昨夜のあれ以来、一睡もできなかった。常にマー君に見られているような気がして気が落ち着かなかった。
あれが、嘘であれ、本当であれ、警戒するにこしたことはない。
そのきっかけを作ったのは他の誰でもない、自分なのだから。
元から、そのつもりで自殺支援依頼をしたのだ。このスリルを味わうことで、自分を変化させようと試みた。
その結果だ。
悔いはないが、恐怖はある。
死という逃れられない絶対的な存在が迫ってくる。
だが、それも朝までだった。今やあまりの緊張感に体がもたず、倒れそうだった。
が、倒れた瞬間もう二度と起き上がれない気がした。そこで人生が終わりそうな気がした。全て失いそうな気がした。
このスリルも感情も何もかも。
もはやこんなスリルに耐えられそうにない。常に命を狙われている気がしてならない。
一時も気を抜けない。
「部長! これお願いします」
昨日の若い男が資料を持ってデスクにやってきた。勝田は疲れぎみな目を瞬きさせながら、資料を受け取った。
昨夜のあれ以来、一睡もできなかった。常にマー君に見られているような気がして気が落ち着かなかった。
あれが、嘘であれ、本当であれ、警戒するにこしたことはない。
そのきっかけを作ったのは他の誰でもない、自分なのだから。
元から、そのつもりで自殺支援依頼をしたのだ。このスリルを味わうことで、自分を変化させようと試みた。
その結果だ。
悔いはないが、恐怖はある。
死という逃れられない絶対的な存在が迫ってくる。
だが、それも朝までだった。今やあまりの緊張感に体がもたず、倒れそうだった。
が、倒れた瞬間もう二度と起き上がれない気がした。そこで人生が終わりそうな気がした。全て失いそうな気がした。
このスリルも感情も何もかも。
もはやこんなスリルに耐えられそうにない。常に命を狙われている気がしてならない。
一時も気を抜けない。