マー君(原作)
信じろ−−。

そう言われたから。凪は縛った。そして、父親に言われるままに白い仮面を彼の顔に宛てた。彼がそう望んだから。

仮面を被ることを−−。

罪を背負うために、仮面をつけたのだ。

逃げるためではなく、全てを受け入れるために。


凪は信じた。きっと両親は戻ってくると。だが−−。



「僕は認めない。父さんと母さんは僕が、守る」

凪は過去の記憶を焼き付け、再びテーブルにあるノートパソコンに向き直った。

「信じろって言われたんだ。だから、信じる。皆に真実をわかってもらえるように」

僕は強い。

心の強い人間なんだ。
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