マー君(原作)
<10>

「さて、それでは本題に入りましょうか」

ジョーンは近くにいた研究員に合図する。その男の研究員はカプセルに近づき、何やらパネルを操作しだした。

「これからオリジナルのマー君を呼び出します。彼に説明してもらいましょう」

「よ、呼び出すって、感染するんじゃ」

洋太が慌てて止めようとしたが、その直後子供の声が聞こえてきた。

「その心配はないよ、洋太」

「えっ?」

洋太は声がする方を見上げた。カプセルの上に設置されている巨大モニターに白い仮面が映しだされていた。

その白い仮面は無表情のまま話す。

「はじめまして、洋太。僕がオリジナルのマー君、君が探し求めてきた答えだよ。」

「答え−−」

洋太はモニターから目を離せなかった。今までずっと探してきた物が目の前にある。

皆を苦しめてきた元凶が目の前に−−。

ジョーンは洋太を見下ろしているオリジナルのマー君に命令した。

「さぁ、マー君彼に君のことを説明しなさい」

「ちぇ、僕に決定権はなしかよ。ジョーンは人使いが荒いな〜」
< 438 / 604 >

この作品をシェア

pagetop