マー君(原作)
ふざけながらも、マー君は説明を始める。その様子はまさに子供だった。

洋太は自分が思い描いていたマー君と違い、これが本当にネット上の殺人鬼か疑わずにはいられなかった。

「じゃ〜あ一度しか言わないから」

マー君は渋々話し出した。

「まず、僕が君達人間の言うことを聞いているのは、僕が捕われの身であるから。

だから、僕は渋々君達の言うことを聞いている。僕の周りに四本の棒が立っているけど−−」

洋太はカプセルの周りに立てられている装置を確認した。

確かにカプセルを囲むように四つの装置が見える。自分と同じくぐらいの背丈の装置だ。

確かに棒に見えなくはない。何か操作する画面も見える。

「僕はその四つの装置により縛られているんだ。だから、僕を解放したいのなら、その四つの装置を解除すればいい」

マー君諦めながら言う。

「それに、この部屋はネットから完全に隔離されている。今世の中に出回っている僕は、僕の体の半分だ。

そして、ここに残りの半分が閉じ込められている」
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