マー君(原作)
<21>
凪はリビングに飛び込んできた雨に、叫んだ。
「お姉ちゃん!」
雨はにっこりと笑い、優しくそれでいて力強く言った。
「助けに来たよ、凪」
凪はその言葉に救われた気がした。感謝してもしきれなかった。きっと怒るだろう、そう思ってたのに、お姉ちゃんは笑ってくれた。微笑んでくれた。
嬉しかった。
胸が張り裂けそうなぐらい。
だから、決めた。戦うと。この恐怖と。
だって僕は一人じゃあないんだから。
凪は自分の愚かさを悔いた。
「さあ、私の大事な仲間を返してもらおうかしら、マー君」
「大事な?」
マー君は雨の言葉を笑い飛ばした。
「なら、妹は大事じゃあないの? 水月雫は? かわいそう〜」
水月雫? 凪は顔を曇らせる雨を見た。彼女は辛そうに唇を噛み、悔しさを堪えている。
「雫は、どこ? どこにいんのよ!」
雨は持っていた銃をマー君に向けた。それを見て、マー君は急に人が変わったようにひ弱い声を上げた。
凪はリビングに飛び込んできた雨に、叫んだ。
「お姉ちゃん!」
雨はにっこりと笑い、優しくそれでいて力強く言った。
「助けに来たよ、凪」
凪はその言葉に救われた気がした。感謝してもしきれなかった。きっと怒るだろう、そう思ってたのに、お姉ちゃんは笑ってくれた。微笑んでくれた。
嬉しかった。
胸が張り裂けそうなぐらい。
だから、決めた。戦うと。この恐怖と。
だって僕は一人じゃあないんだから。
凪は自分の愚かさを悔いた。
「さあ、私の大事な仲間を返してもらおうかしら、マー君」
「大事な?」
マー君は雨の言葉を笑い飛ばした。
「なら、妹は大事じゃあないの? 水月雫は? かわいそう〜」
水月雫? 凪は顔を曇らせる雨を見た。彼女は辛そうに唇を噛み、悔しさを堪えている。
「雫は、どこ? どこにいんのよ!」
雨は持っていた銃をマー君に向けた。それを見て、マー君は急に人が変わったようにひ弱い声を上げた。