マー君(原作)
「お、お姉ちゃん、や、やめて。私を、私を撃たないで」
「まさか−−」
雨の銃を持つ手が下がる。
「お姉ちゃん、私だよ、雫だよ。私、マー君に操られていたんだ」
ひ弱い声で話すマー君に、雨は唖然としながら、声を漏らした。
「雫、あなたなの? あなたが−−」
「そうだよ、お姉ちゃん。ずっと会いたかった。ずっと」
「雫−−」
雨は放心状態になり、雫にゆっくり近づいていく。その様子を見ていた凪は、一瞬父親の声が聞こえた気がした。
信じろ−−。
でもその言葉は素直に受け止められなかった。信じるためには疑わなければならないから。だから、凪は信じなかった。マー君を。
気付いたら、大声で叫んでいた。雨に向かって走りながら。
「信じちゃ駄目だああああ!」
その瞬間、マー君の声が戻った。
「このガキが! いい加減死ねええええ!」
雨の元に辿りつく前に、マー君が鎌を振りかざし、一気に振り落とした。
「お姉ちゃん!」
凪は雨に手を伸ばした。雨も同じく手を伸ばす。しかし、手が届く前に。
鎌は振り落とされた。凪に向かって。
「まさか−−」
雨の銃を持つ手が下がる。
「お姉ちゃん、私だよ、雫だよ。私、マー君に操られていたんだ」
ひ弱い声で話すマー君に、雨は唖然としながら、声を漏らした。
「雫、あなたなの? あなたが−−」
「そうだよ、お姉ちゃん。ずっと会いたかった。ずっと」
「雫−−」
雨は放心状態になり、雫にゆっくり近づいていく。その様子を見ていた凪は、一瞬父親の声が聞こえた気がした。
信じろ−−。
でもその言葉は素直に受け止められなかった。信じるためには疑わなければならないから。だから、凪は信じなかった。マー君を。
気付いたら、大声で叫んでいた。雨に向かって走りながら。
「信じちゃ駄目だああああ!」
その瞬間、マー君の声が戻った。
「このガキが! いい加減死ねええええ!」
雨の元に辿りつく前に、マー君が鎌を振りかざし、一気に振り落とした。
「お姉ちゃん!」
凪は雨に手を伸ばした。雨も同じく手を伸ばす。しかし、手が届く前に。
鎌は振り落とされた。凪に向かって。