マー君(原作)
<8>
桂子は目の前に立つ金田を睨み続けた。しかし、彼は微動だにせず、腰を抜かしている桂子を見下している。
生徒に見下されるなど教師としてあってならないことだ。だが--。
「前から言いたかったですが、先生はなぜそんなに他人を心配するんです?」
金田が話している最中、廊下に逃げた生徒や教師の叫び声が聞こえる。ついさっき突然軍が学校に乗り込んできたのだ。
今や学校は地獄と化としていた。鳴りやまない銃声、子供達の叫び声、逃げ惑う足音--。
桂子は必死に下唇を噛んで耐えた。すぐにでも生徒達を助けに廊下に飛び出していきたかった。だが--。
教室には桂子と仮面をつけた生徒数人、それに黒い化け物が一匹いるだけだ。皆恐れをなして教室から逃げだしてしまった。
桂子もその後を追いたかったが、金田がそうさせなかった。
「さあ、先生言ってくださいよ。いつものように『私の生徒に手を出すな』って。違いますか?」
「あ、なたは--」
桂子は金田の隣にいるレベルMを睨んだ。今そいつに首根を掴まれている。
今はただ掴まれているだけだが、少しでも妙な動きをすれば、床に転がっている坂井のようになりかねない。
桂子は目の前に立つ金田を睨み続けた。しかし、彼は微動だにせず、腰を抜かしている桂子を見下している。
生徒に見下されるなど教師としてあってならないことだ。だが--。
「前から言いたかったですが、先生はなぜそんなに他人を心配するんです?」
金田が話している最中、廊下に逃げた生徒や教師の叫び声が聞こえる。ついさっき突然軍が学校に乗り込んできたのだ。
今や学校は地獄と化としていた。鳴りやまない銃声、子供達の叫び声、逃げ惑う足音--。
桂子は必死に下唇を噛んで耐えた。すぐにでも生徒達を助けに廊下に飛び出していきたかった。だが--。
教室には桂子と仮面をつけた生徒数人、それに黒い化け物が一匹いるだけだ。皆恐れをなして教室から逃げだしてしまった。
桂子もその後を追いたかったが、金田がそうさせなかった。
「さあ、先生言ってくださいよ。いつものように『私の生徒に手を出すな』って。違いますか?」
「あ、なたは--」
桂子は金田の隣にいるレベルMを睨んだ。今そいつに首根を掴まれている。
今はただ掴まれているだけだが、少しでも妙な動きをすれば、床に転がっている坂井のようになりかねない。