マー君(原作)
吉沢はしばらく洋太に銃を向けていたが、硝煙が消えると銃を下ろした。

「さぁ、行くぞ。時間がないんだろ?」

「あ、ああ」

洋太は全身に嫌な汗をかいていた。

きっとそれは銃を向けられたことではない。

吉沢の言葉を聞き取れなかったことによる。

それによって、洋太は改めて自分のすべきことの重大さに気付いた。だから怖かった。

使命を果たせるか、その覚悟が、力が自分にあるか不安にかられた。
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