マー君(原作)
「君にはわからないだろね。意思の強さがどれほど人を強くさせるか」

「何が、意思だ! 正樹! お前はそれで--」

金田が剥がれた仮面の下から素顔を出し、にやりと笑った。その笑みの直後が、外から凄い轟音が聞こえてきた。

「勝ったつもりかあああああ!」

金田が叫びながら倒れる。その瞬間外に見えた戦闘機からミサイルが発射された。それは真っ直ぐ正樹達がいる部屋に向かってきた。

「君はああああ! なんでこんなことをするんだああああああ!」

正樹は桂子に向かい走った。桂子は正樹のその行動に驚いた。

人を助けようとする強い意思に。

だが--。

桂子は時間がスローに感じた。自分の方に飛び込んでくる正樹。そして、外から飛んでくるミサイルが、ゆっくり動いているように感じた。

だが。

「もう、やめろおおおおおおお!」

正樹の声と共に時間は動きだした。桂子は覚悟した。

その時を。
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