マー君(原作)
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「はあ~やってらんねーな」

ゲーセンの帰り、勇気はいつものメンバーで帰路についていた。

いつものメンバーとはあの女子三人組だ。

いつも勇気はこのメンバーで行動している。

ゲーセンの帰りとあって周りは騒々しく、人や車がせわしくなく移動している。

ここ繁華街もこの夕暮れの時間を迎えると、一気に人が増える。

それは朝も同じなのだが。

繁華街の通りは幅が狭く、周りに店が並ぶという形で、車より人の数の方が多い。

高いビルやなんやらでその道はいつも影になっているが。

それが、真夏の暑さを和らげ、歩く者の疲労を回復させてくれる。

その繁華街をだらだら歩く四人。

ろくな会話もなく、ただ歩く。

周りにはパチンコ屋や居酒屋、服屋、様々な店が所狭しと並んでいる。

各店の前には若い男女が見え、店に入っていく者や、そのまま通り過ぎる者様々だ。

この時間帯は学生の姿多く見られる。

それはこの近くに勇気達が通う学校があるからだ。

いつもなら、勇気達は夜までここで遊びほうけるのだが、今日はなぜかそんな気分ではなかった。

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