マー君(原作)
「い、今の何だよ!」

急いで立ち上がり小さい窓に駆け寄る。

窓は開いており、無理をすれば通れそうな大きさだ。

「まさか、まさか、そんなことは」

恐る恐る窓から顔出す。

あってほしくない。

ただの見間違えだ。

そう思いたかった。

だが、それはいた。

家の門の前で立っていた。

こっちを見上げて。

「う、嘘だ嘘だ、なんだあいつ! なんで俺の家の前にいるんだ!」

勇気はパニック状態に襲われ、何がなんだかわからなくなった。

気づけば、ドアを閉め、鍵を掛けていた。

「ハァッ、ハァ、冗談だろ、こんなの。マジでやめてくれよ」

夢なら覚めてほしい、そう思って落ちていた携帯電話を拾う。

しかし、それは甘かった。

画面にはしっかりと自宅が移っていた。

が、よく見ると、さっきまで門の前に立っていた仮面の女の姿がない。

勇気はぞっとして携帯の決定ボタンの上下左右キーを押してみた。

どうやらこれはゲームのように視点を変えられるようだ。

それを利用して玄関から家の中に入り、中を探索した。

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