キミと生きた時間【完】
「……――って、ごめんね。こんな話聞かされても困るよね。今のは忘れて!」
ハッと我に返って慌てて謝る。
初対面の宇宙君にこんな話をしたってしょうがないって分かってる。
だけど、何も言わずにただ黙って話を聞いてくれる宇宙君の優しさが今のあたしにとってこれ以上ないほど嬉しかった。
「一日って何分あるか知ってる?」
唐突な質問に首を傾げる。
「えっと、60分×24時間だから……えーと、電卓持ってる?」
「60×24=1440分」
「1440分……」
「秒数にすると86400秒」
「さ、さすが。宇宙君ってやっぱり頭がいいんだね」
電卓も使わずにサラッと答えた宇宙君に驚く。