キミと生きた時間【完】
この時、ようやく気付いた。
宇宙君が時間の話をした理由に。
宇宙君はぶっきら棒ながらもあたしを励まそうとしてくれていたんだ。
学校という狭い世界だけが全てじゃない。
そのほかに目を向けてみてもいい。
逃げ場を作ってもいい。
明けない夜がないように、嫌な時間は永遠には続かない。
時間はいつだってみんな平等だから。
「本当に……また来てもいい?」
「あぁ。好きにしろ」
「彼女に怒られない?」
「彼女がいたら、そもそもここに里桜を連れ込んだりしない」
「そっか……。そうだよね!」
宇宙君に彼女がいないと分かって、ほんの少しテンションがあがってしまった。