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美沙の話をまとめるとこう。

携帯ゲームの<擬似彼氏>。

自分の好みの男の子を作って、擬似恋愛をするとゆう、言わば乙女ゲームの類。

そのゲーム上で作った、仮想彼氏が作ってから3日後、自分の目の前に現れる、とゆう内容だった。

都市伝説とかによくあるような内容だよね、とその時私は鼻で笑った。


それから3日後、美沙から電話がかかってきた。

〈ねぇ、大変!〉

「ん?」

〈ほんとに出た!〉

「なにが?」

〈擬似彼氏!〉

「はぁ?!」

〈今、目の前に…〉

ツーツーツー…

そこで電話が切れた。

「美沙?!」

かけなおしてみるも、電話は繋がらない。
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