時猫



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「椿さん。巡察行きますよー」

「うん」


刀を腰にさして羽織を着て…

巡察に向かう。


…しかし今日は、いつも通りの巡察ではない。

枡屋という店に行け…と、土方に言われたのだ。

監察方の山崎、そして島田魁が枡屋が怪しいと突き止めたらしい。


(枡屋…って、確か古高俊太郎だよね)


もうこの時期まで来たのかと椿は思い、歩き始めた。


「椿さん、あの」

「ん?」

「枡屋に着いたら、すぐ店の奥に行って下さい。他の隊士に捕縛を任せますので」

「…分かった」


そうこうしているうちに、枡屋に到着する。




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