時猫
「つーばきさーん!」
「……うーん…もうちょっと…」
「起きてくーださい!」
「もうちょっとってば…。翔太…」
「起きてくだ…。…?翔太……?」
初めて聞く名前に、首をかしげる沖田。
そんな沖田をよそに、椿は寝返りをうった。
「…もしかして……」
「……zzZ」
「……」
沖田は一旦、縁側に行って腰をかける。
ふう…と、一人息をついた。
朝だから涼しい風が気持ちいい。
朝日ももうすっかり出ていた。
徐々に、まだ少しだけ重たかった沖田の瞼が、軽くなっていく。