時猫
「お久し振りどす」
「えぇ…っと…」
「美和どす」
「あ、ああ…。お美和さん、でしたか」
「もぉう。早う覚えてくれないと、わてが困りますえ」
ふふ、と美和は微笑む。
さりげなく、沖田の腰に手をまわしていた。
(なんかムカつく…)
…変な気分だった。
椿は座り直しながら、気にしない、と心の中で呟き、お茶を一口飲む。
「沖田はんの心は…。
わてだけの、も・の♡」
「……え、あ、はい」
語尾の方で、美和は沖田の胸をつんつんとつつく。
ふふ、とまた笑った。
とんでもないくらい女の色気を醸し出している美和に対し、引きつった笑みを浮かべる沖田。