時猫




椿は、キッと土方を睨みつけてやった。


「どうせ私は子供ですよ!」

「あ、椿さん認めるんだ」


にやりと沖田も笑う。


「沖田さんも…。ほんと、仕方ないわね。二人とも」


そうしているうちに、何人か遊女が入ってくる。


「新選組の皆さん、お晩どす」


(うわあ…)


華やかな着物を着た女の人達は、お酌をしたり、三味線を弾いたりしていた。

素直に、綺麗だなぁと椿は感じた。

こうして宴も順調に進んでいる時…


「──沖田はんっ!」


一人の遊女が、沖田の隣に座る。




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