恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
それから娘たちの方に向き、

「そして…

君たちにも実はプロポーズしたいんだけどいい?」

「みっちゃん、私とも結婚してくれるの?」

美奈は嬉しそうに彼に向き直る。彼は苦笑いしながら

「それは…

残念ながら無理なんだよ。僕が結婚できるのはママ1人だけだから。

でも、相良優奈ちゃん、相良美奈ちゃん、二人には僕の家族になって欲しい」

「君たちにとってお母さんはずっとお母さんだ。それは何があっても変わらない。でも…

お母さんを僕のお嫁さんにもらってもいい?」

そう言いながら、彼は私のお腹に優しくそっと触れた。

今まで娘の前でそう言う親密な事をしなかった彼が触れた腹部。

2人がその行為に、目を見開く。

「僕はお母さんと、美奈ちゃん、優奈ちゃん、それにお母さんのここに宿っている命と…

みんなで幸せになりたいんだ」

二人は驚いて顔を見あわせたが、次の瞬間私たちの方に向き直り嬉しそうに微笑んだ。

「ねえ、お母さん赤ちゃんがいるの?」

彼は掌を当てたまま私を反対の腕で優しく抱き寄せた。

「うん。ここにいるよ」

「みっちゃんとお母さんの?」

「そう」

お腹に手を当てる彼の両脇に二人が立つ。


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