恋の賞味期限 愛の消費期限(Berry’s版)【完】
美奈は私のお腹の上にある彼の手の脇に耳を寄せた。

優奈は彼の手のひらの上に自分の手のひらを重ねる。

「みっちゃんすごい。本当にここに赤ちゃんがいるの?

赤ちゃんと私のパパにもなってくれるの?」

「うん。美奈ちゃんさえよければね」

「素敵。私にもパパができるんだ」

「優奈ちゃんにはもうパパはいるでしょ。

どんなに離れていても、今は会えなくてもその人はパパなんだよ。

だから、僕はもう一人のパパにして?パパが増えるけどいい?」

「みっちゃんなら大歓迎だよ」

そして、娘たちが彼にしがみついた。彼は2人を抱きしめながら

「よかった。ダメって言われたらどうしようって思ってた…」

明らかにほっとしている声を聞きながらかわいいなと思った。

「ねえ、ひなさん。最後にひなさんの返事を聞いてもいい?」

彼は娘にすがられながら、私に視線を合わせた。

彼は、指輪を贈ってくれたときに、プロポーズみたいなことはしてくれた。

でも、この前課長との会話の時、私が結婚に消極的な発言をしていたのを、

気にしていたのかもしれない。

その時には言葉ではっきりと…

というのが彼の考え方。

何となく、とかあやふやなままというのは許してくれない。
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