お前のすべてを愛してやる【完】
「亜矢乃、ちょっと来て」



「え?だって授業…」



「いいから!!」



チャイムが鳴る1分前に真琴は亜矢乃を教室から連れ出した。



「どこ行くの!?」



何度聞いても教えてくれない真琴に亜矢乃は聞くことを止めた。



「着ーいた」



そう言ってドアを開けた場所は。



「え?屋上って入っちゃいけないんじゃ…」



「だからいいんでしょ。誰にも聞かれずに済むじゃない」



「う…うーん」



元々気の弱い亜矢乃は見つかった時のことを考えずにはいられなかった。
< 121 / 348 >

この作品をシェア

pagetop