お前のすべてを愛してやる【完】
「……っ!?」



芸能人…ジャニーズのようなルックスに息が詰まった。



サラサラの髪に色は優しい栗色。



優しい目に少し薄めの唇。



「ご、ごごごご!ごめんなさいっ!!」



慌てて彼から離れた。



「〝ご〟多いな」



そう言ってクスリと笑った彼。



「す、すすすみません…」



「だから言葉多いってー」



やっぱり笑ってる彼。



そうは言っても男に免疫のない亜矢乃は喋るだけで精一杯だった。
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