【続】朝の旋律、CHOCOLATE
仕事を終えて。
何も喋らなくなった哲のそばを、すり抜けた。
強烈に意識しているけれど、まだ、目を合わせるわけには行かない。
まだ、笑えない。
私が、傷付いた素振り見せたら。
………哲は、困るもん。
でも、どうしよう。
仕事終わっちゃった。
部屋、繋がってる。
私、ちゃんとしてられる、かな…。
哲は、黙ってて、くれるかな。
たまには付き合わないか、と呑みに誘ってくれたシゲちゃんには、首を横に振った。
ありがとね、でも、そんな怖い顔、しないで?
…そっと、しといて?