【続】朝の旋律、CHOCOLATE
結局、おにぎりは作らなかった。
お茶を淹れて。
テーブルに置いて。
哲が、私を離さないものだから。
…ごめんね、蜜。
「こんな、こと、思ってもいなかった」
…確かに一度、したんだ。
あの電話のひと、と一度したのは、本当。
でも、子供が出来るようなしかた、してないのも本当。
「時期は、三年前」
昨日、真也に訊いたから間違いない。
「なんで真ちゃんが…そんなに覚えてるの……」
「………1度…した、後…しばらくまとわりつかれてたんだ…そのひとに」
今の、狭山工販ほどじゃないけど…携帯の番号も教えてないのに、毎日掛けてきたり…。
「ちょっと、もめたから」
変なのと、しちゃったなぁ、って。