椿山亜季人の苦難日記
「…む。」

ああ、またか。


話しかけるのやめた。


あのツリ目は、後ろからやってくる、朝から爽やかな一人の男を見てるのは明らか。


邪魔するなんて野暮じゃん?


…ここまで分かりやすいのってどうかと思うなぁ。





千歌と梅田が話し始めたのを確認して、背を向けた。


覗きの趣味はないからね。


ちゃんと告白できりゃいいけど…。









「うわっ!」

ざわめきが聞こえてふり返ると、

梅田が千歌を担いで、走り去って行った。

廊下に、異様にでかい箱を残して…。

「はぁ?」

状況が…掴めなくはないけど、あっけにとられた。







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