椿山亜季人の苦難日記
意地でも食べてやるっ、て、口に含んだけど、


なんか、喉につっかえる。


腹とかじゃなくて、どっかがいっぱいで、食べれない。


「…えー、そんな拒否ってるのか。」

俺の体は。


なんか…、なんか悔しい。


「梅田のため…」

そんなもん、


残してやらん。


「えっ?」


俺…、今、何、考えた…?




ガタッ 

と、激しい音を立てて、人が入ってきた。


足音には聞き覚えがあって、下を見れば、


スケッチブックを抱えた、長身の女だった。


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