椿山亜季人の苦難日記

取り扱い注意(p124-


夏空の屋上で、千歌は空を一心に描いていた。



顔をあげられずに泣いていた、


あの日から、一週間ほど経っていた。




屋上で、

隣に居て、

たぶん、

俺は、安心した。






そんなにアホじゃない。


分かっちゃいるんだ、それなりに。


ただ、そんなに話は単純じゃない。

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