君がいた夏
だって陽平はいつも、遅くても4時までには来ていたから。
──部活が長引いてるのかな?
そんな考えも浮かび、私は不穏な警鐘の鳴り響く胸内をおさえてそのまま席で待った。
……その日は結局、陽平は来なかった。
私は図書館閉館まで待ったんだけど、陽平の影すら現れる事はなく。
きっと体調が悪かったんだ、とか、そんな風に自分に言い訳して、私は帰宅した。
……しかし、次の日も。
それどころか、その次の日も。
陽平は、ふっつりと図書館に来なくなった。