Again -もう一度恋して-
颯ちゃんは閉めたドアに背を付けて立ったまま腕を組んで私を見下ろしていた。
「それで?
肩まで、抱かれておいて何も関係ないなんて言うつもり?」
「止めてって言ったよ。だけど……放してくれなくて」
「真奈美ってどうしようもねぇな。
もし、あのままで、ずっと迎えに行かなかったら、どうなってたか分からないだろう」
「どうにかなんて、ならないよ。
もし、駄目だったら琴美とお兄さんに助けて……もらう……」
話している途中で睨まれて最後まで言えなかった。