空の下の約束
マスターは40半ばで、脱サラをしてお店を始めている。


いつも小綺麗にしている身嗜みは今でもサラリーマンの雰囲気をまとっていた。


「話はなんですか?」


先にマスターの要件を聞こうと切り出した。


マスターはタバコを消しながらデスクから封筒をもってきた。


「いきなりで悪いんだけど、麗子、辞めてくれないか?」
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