*RewindinG*
しばらく海で泳いだあと、僕らは近くにあった海の家で昼食をとることにした。


「焼きそば4つと麦茶4つお願いします」


オーダーを受けに来た定員さんに憲太がまとめて注文する。


「あとなんか欲しいもんある?」

「俺もういいわ」

「僕も」


みんな一致で注文はそれだけにした。

さっき泳いだせいで日焼けの形がくっきり赤く付いてしまってる。

これはあとからヒリヒリ痛くなってくるパターンだ。

よく見るとみんなも同じような日焼けの形が付いていた。


すると焼きそばと麦茶が運ばれてきた。


「おー、うまそっ」


亮輔が一番乗りで箸に麺を絡めた。

焼きそば独特のソースの香りが食欲を醸し出す。

僕も割り箸をパキっと割り、麺を掬い上げ口に運んだ。


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