恋愛ターミナル
*
『ええ? 友達の彼氏の友達ィ?』
晃平さんと会ってから数日、一日に数回のメールのやりとりをしていた。
ほんの些細な内容だけだけど、メールがくれば嬉しくて、つい一人きりの部屋でニヤけてしまう。
けど、少し経ったら“いずみの旦那さんである、裕貴さんの友達”ということを思い出して、両手放しで喜べない自分がいた。
それを悶々と自分の中だけに留めておくのがもう限界で。
誰かに吐きだしてしまいたかった私は、相談相手を模索した。
いずみは――論外。梓は、サバサバしててクール。こういう、うじうじしたような相談はきっと受け付けてくれない。
となると――――。
「凛々なら……ど、どう?」
『……「どう?」って。まぁー好きなら仕方ないんじゃない? 大体人のもの横取りするわけじゃないんだし、問題ないでしょ』
「横取り……まぁ、そうなんだけど」
私の同級生でもある彼氏がいる凛々は、交際して8年。
そんな安定した恋愛をしている凛々に電話をしてるわけで。
『ふーん。それで、コウヘイさんといい感じなんだ?』
「なっなんで、晃平さんだなんて、ひとことも……」
『亜美……あんた逃げ切れると思ってるの? “友達の彼氏の友達”だなんて条件、それしかないでしょーが!』
ひぃ。ば、ばれた! 思ったよりすぐに……!
目の前に凛々がいるわけでもないのに、ベッドに腰をおろしていた私はビッと直立姿勢になってしまう。
『ええ? 友達の彼氏の友達ィ?』
晃平さんと会ってから数日、一日に数回のメールのやりとりをしていた。
ほんの些細な内容だけだけど、メールがくれば嬉しくて、つい一人きりの部屋でニヤけてしまう。
けど、少し経ったら“いずみの旦那さんである、裕貴さんの友達”ということを思い出して、両手放しで喜べない自分がいた。
それを悶々と自分の中だけに留めておくのがもう限界で。
誰かに吐きだしてしまいたかった私は、相談相手を模索した。
いずみは――論外。梓は、サバサバしててクール。こういう、うじうじしたような相談はきっと受け付けてくれない。
となると――――。
「凛々なら……ど、どう?」
『……「どう?」って。まぁー好きなら仕方ないんじゃない? 大体人のもの横取りするわけじゃないんだし、問題ないでしょ』
「横取り……まぁ、そうなんだけど」
私の同級生でもある彼氏がいる凛々は、交際して8年。
そんな安定した恋愛をしている凛々に電話をしてるわけで。
『ふーん。それで、コウヘイさんといい感じなんだ?』
「なっなんで、晃平さんだなんて、ひとことも……」
『亜美……あんた逃げ切れると思ってるの? “友達の彼氏の友達”だなんて条件、それしかないでしょーが!』
ひぃ。ば、ばれた! 思ったよりすぐに……!
目の前に凛々がいるわけでもないのに、ベッドに腰をおろしていた私はビッと直立姿勢になってしまう。