恋愛ターミナル
*
「りりせんせー。きょうね、ゆうと、“おのこり”なの」
「え?」
朝、バスから降りて玄関に入るや否や、担任クラスの子が駆け寄ってそう言った。
「きょうからね、ずっとそうなんだって!」
「ええ?!」
「ゆうとくん、ずっとじゃないでしょ? 今週だけっておうちの人が言ってたのよ?」
今朝のバス担当の先生が補足して言いながら私の方を見た。
先輩であるその先生が言うには、ゆうとくんのお母さんが都合で一週間いないから、家族が時間外保育のあとに迎えに来ると言うこと。
「こんしゅう?」
5歳になったばかりのゆうとくんが首を傾げて先生の言葉を繰り返す。
私はしゃがんでゆうとくんと目を合わせると、笑顔を向けて説明した。
「そう。今週。あと5回ってことかな? ゆうとくん、おのこり平気?」
「うん! りりせんせもいるんでしょ? みんなよりたくさんあそべるし」
「そっか。じゃあ、お部屋に行っててね」
「はーい」といい返事が返って来て、たたたっと走って教室へ入っていく姿を見届けた。
一週間もお母さんがいないだなんて、大変だな……。なんかあったのかな?
余計なお世話かもしれないけど、そんなことを考えながら、支度をして教室へと向かった。
「りりせんせー。きょうね、ゆうと、“おのこり”なの」
「え?」
朝、バスから降りて玄関に入るや否や、担任クラスの子が駆け寄ってそう言った。
「きょうからね、ずっとそうなんだって!」
「ええ?!」
「ゆうとくん、ずっとじゃないでしょ? 今週だけっておうちの人が言ってたのよ?」
今朝のバス担当の先生が補足して言いながら私の方を見た。
先輩であるその先生が言うには、ゆうとくんのお母さんが都合で一週間いないから、家族が時間外保育のあとに迎えに来ると言うこと。
「こんしゅう?」
5歳になったばかりのゆうとくんが首を傾げて先生の言葉を繰り返す。
私はしゃがんでゆうとくんと目を合わせると、笑顔を向けて説明した。
「そう。今週。あと5回ってことかな? ゆうとくん、おのこり平気?」
「うん! りりせんせもいるんでしょ? みんなよりたくさんあそべるし」
「そっか。じゃあ、お部屋に行っててね」
「はーい」といい返事が返って来て、たたたっと走って教室へ入っていく姿を見届けた。
一週間もお母さんがいないだなんて、大変だな……。なんかあったのかな?
余計なお世話かもしれないけど、そんなことを考えながら、支度をして教室へと向かった。