ちっこいラブやもしれんけど。(12/22完全完結☆)
ウチラらがきゃっきゃと喜びあっている近くで…。
負けたクラスの女子が、わざとらしくこっちをみながら…愚痴を漏らしていた。
「元ソフト部とかって…卑怯やん。よもや女子じゃないしっしょ、あのゴリラ女。」
ご……ゴリラ…!
狂犬より上を行っとりますやん…。
「女子バレーにもおったで、ゴリラみたいな女。」
察するに……
それは、アキラはんのことやおまへんか?
「…ちょ…、言い放題やね、あの人達…。」
千波ちゃんは、悔しそうに…下唇を噛み締めて。やつらを…キッと睨む。
「言わせときー?あんなん遠吠え、屁でもないわ。」
そや、ウチはこんなんに噛みつくほど…狂犬やないし。
「そー言えば、由良くん。神妙な顔してバレー観てたよね。」
……ん?…由良?
なんや、バレーの応援行っとったんか。
「あれでしょー、元カノ!小林さん出とったから…密かに応援してたんやろ。」
……。小林って……。
……香澄ちゃん…?
「未練あるんじゃないのー?だって、今の彼女って…アレでしょ?どう考えても、由良くんに合わないし。」
「……………………。」
……合わない…?
そうなんか?
由良も、そんなこと…思って…?
「小夏ちゃん、あんなのただの…挑発やで。気にせんでええんよ。」
放心する私に…
千波ちゃんが、諭す。
「千波ちゃんも…、由良に会った?バレーにいたんか?」
「確かにいたけど…、」
「香澄ちゃんを…見てたんかな…?」
「対戦相手、確かに2組やったけど……。」
「…………………。」
「…由良くんに限って、そんなことないと思うで?小夏ちゃん一筋やし。」
「………。ほんなら、どーして応援にもきてくれへんのやろ…。由良と私…最近気まずかったんは……、そーゆーことやったんかなあ……。」