【続】クールな彼が好きすぎて困るんですが!!
「や……山田くんカッコいい……」
「……え、あー、ありがとう」
柚希さん、この瞬間は恥を捨てました。
口が勝手に動いて、思ったことがそのまま外に出ていた。
見惚れるあたしの言葉が直球過ぎたのか、山田くんは照れ臭そうに後ろ髪を掻く。
その仕草までもが全てカッコよくてカワイくて、キュンキュンキュンキュン胸が鳴りまくる。
えぇ、好きです。大好きです。
抱き締めて髪ワシャワシャーってしたいぜこんにゃろう。
「……ありがとうね柚希」
「いっ、いえ!よかったぁ……やっぱり山田くんにはその色が似合うと思ったから」
美喜ちゃんたちの反対を全力で押しきってよかった。
なにより、嬉しそうな山田くんの笑顔が嬉しい。