キミのウタ
「俺ん家くる?」



「………」



「ヤなこと忘れたいんだろ?俺腕には自信あるぜ?」


ニヤリと口角だけ上げて笑う…



その笑みはあまりにも妖艶で。



弱ってる私を誘惑するには充分すぎるほどに…




なんてバカなんだろうって思いながら



ホストみたいなセリフにすっかり酔いしれていた私は



コクンと静かに頷いた……



それを見て彼は満足そうに笑うと


「じゃあ、行こうか。」



そう言って私の肩を抱いて歩きだした…

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