卑怯な私
「俺、優子送ってくわ」
そう切り出したのは遊人だった。
「は?だったら俺が・・・・・・・」
「優子と話したいし。翔樹は優希送ってってやれよ」
「あ、あぁ・・・・・・・」
男2人で解決してしまい、二手に別れた。
「じゃあね、優子」
遠慮がちに手を振る優希。
「また月曜日!」
そんな不安を振り払ってあげるように、笑顔で手を振った。
どんどん小さくなっていく2人の背中。
何時かはあのツーショットが当たり前になってしまう時がくるのだろうか。
「迷惑だった?」
ポツリと呟いた遊人。
俯いて首を大きく横に振る。
これで、いいんだ。
何時も隣に居た私が居ないことを自覚してくれれば今はそれだけで嬉しい。
遊人の顔を見ないまま翔樹達とは反対の方に向かって歩き出した。