卑怯な私
「強がんなくてもいいのに」
小走りで私に追いつくと、歩幅を合せて歩く遊人。
「別に」
こんなのは慣れてる。
今までだって何度もあった。
これ位で弱音を吐いてられない。
「ちょっと公園寄ってくか」
「・・・・・いいよ」
どうしようか迷ったが、日もそんなに落ちて居ないので寄ることにした。
家の裏に住んでいて、部屋が隣の翔樹が何時帰ってくるのかと考えると息が苦しくなるから。
息抜きをしたくなったんだ。
「そこら辺のベンチに座ってて。飲み物買って来る」
遊人に言われた通り、近くのベンチに空席があるかを探す。
と言ってもそんなに人が来る公園じゃないので直ぐに空席が見つかる。
ベンチに深く腰を掛けると、溜息をつく。
今頃あの2人何してるんだろう。
仲良くしたりしてるのかな?
優希は私の気持ち知ってるよね?
だって今まで相談してたんだもん。