乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
「そうやって一人で抱え込むよりさ、人に話した方楽になるぞ?」
そうなのかな…
確かに栞にもよく言われる。あたしはすぐ一人で悩むって。
あたしは財布の中から陸さんの名刺を取り出し、テーブルに置いた。
「…誰の名刺?」
「彼氏のだと思う…昨日部屋で見つけて…最近、居酒屋で掛け持ちの仕事始めたって聞いてたんだけど、それ見ると居酒屋じゃないんじゃないかって…」
康大はその名刺をじっと見つめて、
「これキャバクラじゃね?」
と、つぶやいた。
「キャバクラ…!?」
なんとなくそうなんじゃないかとは思ったけど、いざそうだと言われるとショックがすごく大きい。
「クラブって書いてあんだろ?…多分キャバクラの黒服かなんかやってんじゃね?」