乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
「あー今日美優さんとシフトかぶってっし」
「まじうざ。さっきもさ、彼氏と旅行行くんだって雑誌見せてきやがって。彼氏いねーだろっつーの」
「もしかしてできたんじゃね!?最近やたらと機嫌いいもん」
「まじか、そうだったら本気でうざいわ」
なんだか出るに出れなくなってしまい、あたしは息を殺していた。
「藤沢さんもさぁ、かわいそうだよね」
名前を言われてドキッとした。
な…何!?
「ああ…彼氏イケメンだからじゃね?あの女のやりそうなことだよね」
「でも犯人うちらだってバレたらどうしよう!?」
「大丈夫、バレないって…」
バンッ!!!
あたしは勢いよくドアを開けた。
振り返った二人はあたしを見て、目を丸くしている。