恋する季節 *- confession of love -*


「だから、告白するのはいいけどその辺覚悟の上じゃないと。
黒崎浮き上がらせてから、やっぱり嫌だって叩き落とすような事しちゃったらさすがに可哀想だし。
美琴は、黒崎の気持ちに応えたらそこでゴールって感じかもしれないけど、黒崎からしたらそこから美琴に手を出せるスタートになるんだから」

彩乃は美琴が大和に告白するのを反対しているわけではない。
むしろ応援しているのだが、美琴があまりに男女交際について無知すぎるので、このまま大和に告白なんかしたらすぐに逃げ帰ってきそうだと踏んで忠告しているのだ。

もちろん、大和が美琴の気持ちを知った途端に襲い掛かるとは考えていない。

なにせ二年もかけて美琴に近づいた男だ。
加えて大和自身、美琴と一緒にいられればそれで幸せに想っている節も見受けられるだけに、晴れて両思いになったからといって、急にタガが外れる事もないだろうとは彩乃も思っているのだが。

今まで散々我慢してきた分、それが一気に弾けたら……という事もありえなくはないと思い、念のため忠告したまでだ。

それに、きちんと向き合って付き合っていく以上、いずれは必ず美琴が言う“変な事”以上をする事にもなるわけで。



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