わがまま姫♀
「誰が許可したの」
「…アイツらだろ」
前を真っ直ぐ見つめたまま言う流は、確信をついてるようだった。
「誰…?!」
「今日帰りにお前ん家行くから。俺の親も行ってると思うし」
「なに急に?」
「そーいうこと」
???
あたしん家に来るの?
流の両親まで?
流は何を考えてるの?
長かった始業式も終了。
「行くぞ」
「うん」
流と2人、学校を出る。
2人でいると視線も2倍。
さっきから、グサグサザクザク刺さりまくってる…(涙)
それもあたしばっかり。
流にはハートで。
あたしには矢だ。
飴とムチだな。(←違)
流もこればっかりはかばいようがなく、不機嫌そうに舌打ちをしてる。
「姫央さーん!」
微かに耳に届いた、あの声。