わがまま姫♀
この人達なら、許可しかねない。
「あら、もう発売されたの!?」
「見たい見たい!」
?!
「じゃ、やっぱり許可したのって…」
「「あたし達よ?」」
………。
なんの悪びれもない顔で、ケロッと言うお母様方。
「ちょっと、ラブラブじゃないの~」
「近日結婚だって、そうだと良いわね~」
あげくのはてには、あたしから紙切れを奪い取り、2人で眺め出した。
見すぎ見すぎ見すぎ!
「はぁー…」
後ろで流の、深いため息が聞こえた。
なんで許可しちゃうんだよ…。
きっと、「どうせなら派手にいきましょ」とか、言ってたんだろうなぁ。
……勘弁してくれ!
ドッと疲れが出たその時、慌ただしい足音が聞こえてきた。