わがまま姫♀
“ガチャッ”
6人の視線が、リビングのドアに一斉に集まる。
「父さん母さん…!」
ドアを開けたのは陽向だった。
「お、陽向連れて来たか?」
「うんっ」
「そうか、入ってもらいなさい」
…誰を?
あたし達、ここにいてもいいのかな?
「失礼します…」
再びリビングのドアに、6人の視線が集中する。
テクテクとリビングに入ってきたのは、小柄な女の子。
白い肌に赤いほっぺで、なんだがフワフワしてる。
「紹介する。俺の彼女の梨果」
あぁ…!
陽向の彼女さんか!
「初めまして。私、大河内梨果(おおこうちりか)と言います」
あれ。
この声、どっかで聞いたような…?