まっすぐな平行線
「な、早く帰りたいよな~。家が恋しすぎる…。」
横にいた同期が返事をした。
会社に納得のいかない事は多いが、同期には恵まれた。
皆良い子ばかりで、研修が終わった1日の終わりには皆でご飯を食べに行く。
それがここでの唯一の楽しみ。
文句を言いながらも2週間の研修は少しずつ終わり皆地元に帰る日が来た。
「あ~やっと終わった‼お帰り自分‼」
新幹線を降りるなり同期が叫びだした。
明日からはそれぞれ違う配属先で働く。
別れを惜しむために同期でご飯を食べに行く事になった。