DL♥ロマンティックに抱きしめて。

…将来?

…覚悟?


その言葉を不思議に感じ、固まっているとフッと笑った先生は「よし!行くぞっ!」と言って私の手を握り締めたまま、ホテルへと続く道を歩み始めた。




「いらっしゃいませ。ようこそマリンホテルへ。」

そう丁寧にお辞儀をされ、ドアマンが開くソレをゆっくりと抜ければ目の前に広がるは広々としたロビー。

端から端までを見渡すだけでも一苦労なそこは、天井には大きなシャンデリア、そしていくつもあるエレベーターに、螺旋階段まである。

ゴールドと白を基調として作られた内装は、眩しい程キラキラしていて、まるで何処かのお城に来たような、そんな感覚を私に与えた。

その空間にいる人々は皆、高そうな服を着こなしており、上品な仕草でそれぞれ会話を楽しんでるよう。

その現実離れした光景に呆気に取られていると、握り締められた手に力が込められるのが分かった。


…せんせ…。


先生の緊張度が最高潮に達したのを感じていると、




「くみぃ~!」




聞きなれた声が耳に届き、その方向へ顔を向けると、その人物にギョッとした。



お…お母さん?!!!




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