花火
 

「……リン」



「ん……っ」



「声、聴かせて」



「!」



思わぬ言葉に私は手で口を押さえて、ぶんぶんと首を横に振る。


そんな恥ずかしいことできません……!


そんな私をじっと見ていた先生は、ニヤリと口元に意地悪な笑みを浮かべた。


その刹那、襲ってきた刺激。



「んっ、やぁ……っ!!」



身体をよじるのと同時に、つい口から手が離れてしまって、私の恥ずかしいくらいの甘ったるい声が部屋の中に響いた。


私の声を聴いて満足したというように、先生がにっこりと笑った。



「言うことを聞かない子にはお仕置きしないとな?」



「!!!」



……ぜ、全然甘くないーっ!


意地悪先生降臨……!


……そう思っても、もう遅くて。



「あっ、だめ、せんせ……っ」



……ただただ私は、先生に翻弄されるしかなかった。


あとはもう、溺れてしまうだけ──。







──気付けば、私の頭の中は真っ白な世界に染められていた。


 
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