花火
 

「ん……ぁっ……は……っ」



与えられる刺激が気持ち良くて。


このまま、流されそう……。


でも、それもいいかも、なんて思ってしまう私がいる。


だって、私は先生のことが好きだから。


このまま先生の熱に包まれたい……。


先生の身体にしがみつきたくて、私は先生の首に手を伸ばした。


先生……



「……すき……っ」



溢れてしまった想いが口に出た。


先生の指が口に入ってるままだったから、伝わったかはわからない。


でも、私がそう言った瞬間、先生の動きが止まった。


身体を上げて、私を見下ろす。



「──……今、なんて……?」



「ん……っ」



口からするりと抜かれる指。


私の唇と先生の指との間に、銀の糸が繋がった。

 
< 99 / 178 >

この作品をシェア

pagetop