【完】ヴァンパイアとチョコレート
「それがご主人の『印』だよ。これがある限りミーナの存在は魔族には分からない。ご主人がキミを守るためにつけたんだよ」
(如月君が……守ってくれた……?)
ミーナは顔を上げてライルを見たが、彼の表情は暗い。
「如月君……?」
「……お前、昨日部屋を出た後どこに行っていた?部屋の外は迷宮になっている。俺はお前を見失って探していたんだ」
ライルは一晩中ミーナを探していた。
しかしどんなに探しても見つからず先ほど魔界から戻ってきたのだ。
「お前は誰かの扉を開けただろう?」
ミーナは昨日の事を思い出す。
(あの後は……)
「……赤い扉を開けたけど……」
ミーナの言葉を聞き、ライルとルネの顔色が変わる。
「赤い扉……!?」
「ア、アンバード様の部屋だ!」
(如月君が……守ってくれた……?)
ミーナは顔を上げてライルを見たが、彼の表情は暗い。
「如月君……?」
「……お前、昨日部屋を出た後どこに行っていた?部屋の外は迷宮になっている。俺はお前を見失って探していたんだ」
ライルは一晩中ミーナを探していた。
しかしどんなに探しても見つからず先ほど魔界から戻ってきたのだ。
「お前は誰かの扉を開けただろう?」
ミーナは昨日の事を思い出す。
(あの後は……)
「……赤い扉を開けたけど……」
ミーナの言葉を聞き、ライルとルネの顔色が変わる。
「赤い扉……!?」
「ア、アンバード様の部屋だ!」